こんにちは！inokomochiブログです。
今週と来週のお稽古はお休みになりました。
長く療養をされていた先生のご主人が、先日鬼籍の人となられたのです。
先生のご主人さまは、90歳を超えておられわたしが入門したときはすでに入院療養されておられました。ですからお会いしたことはありませんでしたが先生のお話から、仲の良いご夫婦なのが伝わってきていました。
先生からご主人の病状を伺うにつけ、年齢のこともあり在宅生活に戻る確率は少ないだろうな、とわたしは薄情にも思っていたのですが、先生は退院を信じて時間を見ては病院へ詰め、回復を祈っておいででした。
その一方で、ご主人のいない家での生活は淋しくてお弟子さんがいると賑やかで嬉しいのだと仰り、夜のお稽古の終了時間は遅くなりがちだったのでした。
「これも修業だと思っているの」
前に先生がお稽古中に仰っていた言葉です。なんの話からこの言葉になったか、まったく覚えてないのがポンコツのわたし⤵︎
お茶の先生としてもかなりの位置にいらっしゃる方なのに、またお歳も80を超えているのにこの言葉を仰るなんて…！本当？と心からびっくりした事を覚えています。
お葬いの儀式が済んだあとの先生の事が今から気掛かり。先生にはご子息さんもいるし社中も大きいから右腕になるお弟子さんもおられるので、わたしなどが心配しなくて良いのだけども。
きっと、これも修業です、と気を張られるのだろうな。それともお心が傷ついてしばらくはお休みなさるのだろうか。どちらにしてもお茶道が先生のお支えとなることを願うばかりです。
(´･_･`)合掌
