この文章は5/10(日)に書いています。わたしの連休は本日まで。明日からバイトも再開です。べつに気の重い仕事でないのだけど、明日からまたいつも通りの生活だと思うとすこし気持ちが沈みがちのinokomochiブログです。
この連休、何をしたかというと家の中の整理をしていることが多かったです。引っ越しいらい、まったく手をつけていなかった台所の棚やテーブル。引っ越し業者さんにとりあえず置いてもらったままにしていたのでしたが、やはり使いにくかったのです。台所では調理をするのみでした。古いアパートですけど出窓があったりうまく使えば居心地がよくなるのではないかしら、とやる気を出して模様替えを。模様替えはまあまあ効果があり、明るい窓の近くで手紙を書いたりコーヒー豆をひいたりできるようになりました。
転居して何年が経つと、荷物もそれなりにふえるものだな、と思いました。わたしの場合は本と洋服です。本、文章はあまり読めないのですけど、写真がきれい、とか装丁の雰囲気がいいとかに本当に弱くて、雑誌などがたまりがちです。買って気が済んでしまうので読み切らずにそこらに置きっぱなし、、ということもよくあります。
で、発掘されたのがこの本。
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新しく出た料理本と一緒に、本屋さんの棚に平積みしてあって、つい手にとった一冊。思いのほか字が多くて、いつか読もうと思っていたのがそのままになっていたのでした。土井善晴先生、著名な料理研究家なのに、家庭の料理はかんたんで美味しいのが一番だ、と言ってくださる嬉しい料理家さん。
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内容はレシピではなくて、ご本人の修業時代に感じたことや道具の扱いについて、おいしいとはどういうことか、など土井先生の人柄がつたわる温かい言葉がつづられています。本編の内容とはすこし逸れますが、この本、手触りもいいのですよね。紙の手触り、独特のフォントが心地よい。
明日からいつもの平日がはじまります。この優しい本を読む余裕があるだろうか。