こんにちは!inokomochiブログです。
タイトルの通り、わたしの通うお茶道教室は、6月半ばから再開しました。
再開の方法は
あらかじめ、アンケートでお稽古希望者をつのり参加人数がわかったら、時間割をつくってそれぞれ1人か2人ずつのお稽古で1コマ90分。参加希望者は少なく、8名のみ。
お道具はなるべく持ち込み。具体的にはお茶碗、お茶巾、お茶筅を持参。
マスクはお茶室でも必ず着用、お邪魔したらすぐせっけんにて手洗い。
お茶室では半畳に一人ずつ座る。換気のために茶道口も貴人口もなにもかも開けっ放し。
お茶は点てず、点てる真似で...と事前に聞いていましたが、実際には飲む方の茶碗を借りて、ちゃんと点てました。
お菓子は薄茶であっても銘々皿で、ほかの人のと混ざらないように。
新しいお稽古方法の感想は
新しいお稽古方法でお稽古した感想は…「今までと変わりない、むしろ静かな環境が手に入り、集中できて良い」でした(^-^)。
いつもは多くの見学者がいて、私語も多少なら注意されないためざわざわしたお茶室。お点前さんはよほど集中力を発揮しないと、ギャラリーまでは静かにさせることができません。ところが新しいお稽古方法では、ギャラリーなし。先生とお客とお点前さんだけ。出口も窓も開放しているので、聞こえるのはお庭を通り過ぎる風にこすれる青葉の音や小鳥の鳴き声。遠くからの子供の声。
し あ わ せ 。。。 ♡
再開最初のお稽古科目は『風炉 薄茶 貴人点』。貴人台にのせたお茶碗を脇に置き、茶道口で正客に向かってはじまりの一礼をしたとたんにスイッチが入った感じがしました。自主トレもせずに向かったのに、半年ぶりの風炉ですがすらすらと体が動く♡。 場所の力だなあと思いました。
ご一緒になった姉弟子も、点前座で集中しすぎてしまい、おしまいを忘れるほどでした(笑)。
こういうお稽古もアリなのでは
初心者のうちは、先輩弟子のお点前や作法を横目で見て、自分のお茶に取り入れていくことが多いので、ギャラリーが多いほうが上達するとは思います。でもある程度お稽古を続けた方なら、先生と相対しての静かな空気も、スタイルの構築に役立つのでは。
余談ですが
今回、教室再開には、先生とお弟子さんのあいだで話し合いがあったみたいです。数え年90才の先生は、自宅に一人で生活しているので寂しく、きっちりコロナ対策を講じた上で、早く再開したいという考え方。
40年超えのお弟子さんたちは、意見はまちまちだったようです。わたしの組の姉弟子さんは『先生が来ても良いというなら、お稽古してほしい人は行ってよいのよ。自分は県をまたぐ移動があって遠いし、自分自身も高齢者だから自分のリスクを考えて行かないことにしているわ』と教えてくれました。
さすが40年のお茶歴~(^-^)。
ですが、他の曜日の兄弟子さんは、担当の組メンバーに『非常時だから全員行くな』と伝達したそうです。さらに『行くな』と言われたことは他言するな、と口止めもされたとか。。。おなじ社中なのに様々な考え方があるわあ~。わたしの組の社中が機嫌よくお稽古してきたのが耳に入ったらなんかゴタゴタしそうですけど(笑)、きっと組の姉さんたちが守ってくださることでしょう(笑)。つるかめつるかめ。