こんにちは!
inokomochiブログです。
お稽古に行くとまずはお軸をどうぞ、と促されます。何故かと言うと、お軸がそのお茶席のテーマを表していることが多いから。今日はお軸の事。
まずは拝見の方法です。
扇子を持って右足から入るように上がり床の正面に来たら膝前に扇子を置いて、真のお辞儀をします。体を起こしたら手をついたままお軸を拝見します。
本紙や表装をしっかりと拝見したら、また真のお辞儀です。
次はお花。お花の前に扇子を移動してお辞儀無しで手をついてお花→花入を拝見します。終わったらお辞儀なしで左足から退がりまして、御釜の拝見→台子の拝見へ向かいます。御釜も台子も扇子膝前で両手はつきますけどもお辞儀は無しです。終わったら自分の席へ入ります。
さて次はお軸のこと。
お茶のお軸にはどんなものがあるかと言うと、禅のお坊さんが書いた禅語の一行ものが掛かっているのがスタンダードですが、時には昔の人のお手紙だったり和歌だったり古い巻物を切った断簡であったり、絵画のこともあります。
そのお軸になんと書いてあるか、、、実は読めない事が多いです(・ω・)。一行物なら読める字を見つけて知ってる禅語に当てはめてみて、こうかな?なんて推理したり出来ますけど、お手紙となるとお手上げ〜。書いた人のお名前が判別できたら御の字のわたし。
良いのです。何が書いてあるかは後でお聞きしたら良いのでその時は気にせずに(笑)。お軸は表装も綺麗なので良く拝見します。ちなみに先日のお軸は「春がやって来たみたいで良かったね」って感じの江戸時代の消息(お手紙)でした。その軸先がナント桜の木! 教えてもらった時は、こんな細かいこだわり気がつかないわよ〜♡、と嬉しくなりました。
表装は、持ち主の好みやセンスが出るような気がします。大好きな先輩がいるのですが、その方のお軸を見せて頂いた時は彼女らしいお軸だなって本当に納得したものでした。