こんにちは!
inokomochiブログです。
今日は始末の良いことについてです。
私のお稽古場では、お菓子の盛りをケチケチしません。お客役がお一人様でも、大きなお皿に少なくとも3つ、包装紙をちゃんと破いて綺麗に盛ります。
なぜかというと、本番のお茶席ではそうするから。お稽古の目的はお茶席またはお茶事をするためだからです。
麩の焼きなど御煎餅は包装から出しちゃうと湿気て使えなくなるし、主菓子は乾いちゃうからもったいないなぁと思いつつも、先生は構いません、と仰るのでした。
代わりに、お水やティッシュなど水屋で使うものは始末を良くするようによく考えてお使いなさい、と言われます。
例えば御釜のお湯は片付けの時に使うので空ける順番を考えて無駄のないようにします。布巾も茶碗など口につけるものから拭き上げにつかって、最後はお棚や炉縁の乾拭きにする。。。水差のお水は取っておいてお庭の茶花の水やりに、と徹底的に使いこんでお仕舞いにします。
洗濯に出す布類もごく僅か。
これもお茶席の水屋ではそうするからで、始末を良くする事はそのまま水屋のお稽古なのでした。