早速、お茶道教室の見学に行きました。
和室に、小さな囲炉裏のような炉が切ってあって御釜がかかっていました。床の間には掛け軸がかかっていて、お花と焼物の小箱が飾られていました。
「どうぞお楽に、正座じゃなくて良いのよ、足がしびれるでしょう」
と着物姿の先生に言われましたが、お稽古中の生徒さんの真剣な空気にすっかり呑まれてちんまり正座で見学です。当然足はしびれてしまいました。
ひととおりのお稽古を見学した後、先生の入会猛プッシュ(!)を受けました。
「本当は4月からだけど、来週のお稽古から来なさい、お稽古道具は次回用意してきてあげるから大丈夫。初心者さんだから、◯曜日の方が良いからその曜日にしなさいね。お仕事は何してるの?パート?ならその曜日で良いわね」
などと先生のペースでアレコレと決められてしまいました(^^;;
わたし、やるとかやらないとか全く言ってないのに入会することになりました。
気軽に見学のつもりだったのに、と当時実はやや困惑。でもお返事はまた後日、ではやはり腰が引けちゃうかもな。生徒さんの真面目なお稽古風景に、自分に出来るかと思ったほどだったもの。強めの勧誘はわたしには正解だったと思います。
生徒獲得はどの先生も頑張っていらっしゃるので、きっとみなさんこのように勧誘を受けると思います。ただ、お茶道の師弟関係は親子関係のようなものでありまして一度師事したら余程のことがない限り、他の先生のお稽古場に移ることはないようにとよく聞きます。なので見学の時、お稽古場に対して本当に不安があるなら、一度きちんと持ち帰って後日、お返事をした方が良いと思います。
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