こんにちは!
inokomochiブログです。
今日は美味しいお湯のおはなし。
お茶道では鉄釜でお湯を沸かします。
お稽古の日だと炭で朝から何時間も煮続けて、使った分を水をさしたりお湯を足したりとして、夕方の部にもなるとなんともまろやかな、まるい味のお白湯が出来上がっています。
なんて美味しいんだろう~
体に良いことは知っていたけど、こんなに味が変わるとは!
釜の六音、という言葉がお茶道にはあって、お水からお湯が沸く過程を言葉で表します。おいしいお湯が煮えると音でわかるんです(o^^o)〜〜
①魚眼(ぎょがん)←まだ水
②蚯音(きゅうおん)
③岸波(がんぱ)
④遠浪(えんろう)
⑤松風(まつかぜ)←ベスト湯加減
⑥無音(むおん)
うーん、なんのことやらって感じですよね(^^;;。。。
その中で、丁度良くその湯が煮える音はシューーッと心地よい音を立てるのですが、その音を松風と表現します。松林を風が颯颯と抜けるようだという表現です。寒い炉の時期にこの音を聞くのが大好きです。
昔の人は風情がありますね(o^^o)