お茶道初心者の夏きもの。素材、柄、色えらび。

茶道
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こんにちは!inokomochiブログです。

この記事書いているのは5/16(土)。ちかごろ急に暑くなる日が増えました。天気がいいと、気温28℃を超えることもよくあります。着物もいよいよ衣替え。

5月までは袷(あわせ)という裏地のついたきものを着ていましたが、6月からは裏地のつかない単(ひとえ)に替わります。7月になったら透けるきもの、夏物へ替えますが、6月も夏至が過ぎたらもうなんとなく夏物にしたい日が増えてくる、そんな季節です。

だらだらと前置きをしましたが、今年は夏着物をマイサイズで作りたいと思っておりました!お仕立てする時間が必要なので、夏物ですがそろそろきもの屋さんに相談することにしました。

夏のきもの、生地はどうする

夏きもの、見た目は涼しそうなのだけど、汗をかきます。胴体部分がもう汗疹ができるんでないかと思うくらいです(が、肌が丈夫なせいか荒れないのがありがたい)。それほど汗をかくのと、お茶のきものは今のところ自分にとっては作業着扱い(ちょっとかなしい)のため、自宅で洗濯できないと困ります。

そういう理由で生地は正絹でなく、『東レ シルック』にしました。いわゆるポリエステルきものなのですけど品質がよく、ぱっと見で化繊とわからないし静電気もおきにくいので重宝しています。正絹と違って、自宅で手洗いできるのも魅力です。

夏素材の生地の織り方は、『紗』『絽』のふたつ。

『紗(しゃ)』のほうが透け感があり、カジュアルにもセミフォーマルにもOK。透け感が強いので盛夏の時期(7月上旬から8月中旬あたり)に良いとのこと。一般的にインナーの長じゅばん、夏は白ですけども、そのインナーを色物にすると透け感が抑えられるので、その前後も大丈夫らしいです。

『絽(ろ)』は割とフォーマルよりの雰囲気があります。緯糸にすき間を持たせた織り方。三本絽や五本絽などが盛夏ものとのこと。経糸にすき間があるパターンもあるとか。そのすき間がすくなめの「絽ちりめん」や七本絽、九本絽は単の時期から夏まで着られるそうです。

わたしは暑がりなので汎用性のあるものよりも、盛夏物で涼しく着たいと思いまして、『五本絽』にしました。

ちなみに、わたしが信用しているきもの屋さんは、「化繊の紗は熱がこもるのか暑くておすすめしない」、とおっしゃっていました。

色、柄えらび

お茶で使用するので、色無地。背中に紋を入れるとセミフォーマルになるのだけど、普段にも使いたいので今回はパスの予定。

色ですが、悩みましたー。いつもはお茶の水屋で目立たない色、とか、お茶人さんの定番色、お茶席でヘンに目立つことのないようにするのが目標だったのですけども、ある程度の度胸がついたので好きな色のきものにすることにしました。洋服と似合い方が違うので、きものは周りのひとにおすすめされた色柄をすなおに着るほうが、実はベストマッチを見つけやすいのですが。

パーソナルカラー診断を参考に

女子のみなさんはきっとご存じ、肌や髪、瞳の色から診断する、イエローベース系かブルーベース系かのアレです。さらに季節カテゴリーも参考にすると、客観的に似合う色を見つけられます。便利です~(^-^)。

わたしの場合はブルーベースでした。その中でもコントラストの強い色が似合うとされる「冬」タイプ。例えば「白」ならアイボリーやオフホワイト、ではなく「真っ白」が似合うのだそう。たしかにー。真っ白シャツは着られるけど、優しい雰囲気のあるベージュやモカのシャツを選ぶととたんにダサくなる(笑)。ふんわり優しい雰囲気を醸したいだけなのに、ふんわり柔らかな空気を超えてただの40代おばさんのリラックス着になる不思議。。。

真っ白は好きなのですが、色無地きもので選択すると、それって白無垢じゃない。。。?ってことで、明るい青味グレートーンで気に入る色無地の反物をネットで探しました。PC画面上で色を確認するのは一苦労でしたけど、最終的にはえいやって感じで決めて購入しました。その色は「薄青磁色」。どこがブルーベースの冬タイプなんだよっと思われちゃう色だったかもしれない。。。

お仕立ては馴染みのきもの屋さんにお願いすることにしました

反物だけネットで購入してお仕立てをきもの屋さんにお願いしても良いものなのか。ネットの意見だと「お仕立てのみなど非常識」という意見もあったので、お店に確認必要と思います。わたしも直接、いつも頼りにしているきもの屋さん『きものや絲』さんへお伺いしたところ、引き受けてくださるとのこと。ありがたいことです。

きものや絲 – ローカルWEBマガジン【cocomo】
「あ、ここも行ってみたい。」思わずそうつぶやいてしまうような新潟県下越地方のステキなスポット・お店・話題を発信するWEBマガジン。それがcocomoです。
きものや絲
新潟市秋葉区の「きものや絲(いと)」です。新潟県産着物・帯・草履・バッグの販売のほか、レンタルや着付け各種教室も行っております。和服のお仕立て・お直しもお任せください。

さっそく自宅に届いた反物を、お店にお送りしました。出来上がりが楽しみです。

下の写真は何年か前、7月にお茶席の手伝いに入った時のきもの。お友達に撮ってもらいました。ちなみにこのきものはレンタルしたもの。一つ紋、二重太鼓の帯でTHEお茶席きものです。1日中、立ち座りを繰り返した割には着崩れてないみたいです。

いままでは、袷きものの時期より、夏きものの時期にきものを着る機会が多かったです。道ばたで、涼しそうでいいわね、なんて知らないお姉さまから声をかけていただいたりして♡。今年は夏のお茶席あるかなあ。きものを仕立てたけど着るチャンスがなかったりして。いや、1回くらいは着よう。

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